硯 箱 の 筆

筆の進むままに

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悲喜こもごも

今日は関東で春のお祭りー。

私はお留守番組ですが、お買い物はバッチリお願いしたのでうきうきです。
参加された方、お疲れ様でした!
お天気はどうだったのかなぁ。

この時期は社会人の方はお仕事が忙しくてみなさま大変、とお買い物リスト作ってて思いました。
体調も崩しやすいですしね。
花粉は飛ぶし黄砂は飛ぶし、本格的に春の足音がします。
でも本当に今日は黄砂がすごくて、山が黄色くかすんで見えましたよ><

金曜・土曜と所用で夜に出たら、あっという間に日付変わってしまってました。
昼間は家事以外は時間があるんだから、と思うのに儘ならないものですね

そして今日は朝から友人達がごそっと遊びに来てくれたので、子供の友達と相まって家の中がえらいことに(笑)
人間で家の中が飽和状態。ものすごく久しぶりに、顎が疲れるほど笑ってしゃべって大変満足な一日でした。
お茶飲み大好き人間がきてくれたんでずっと紅茶を入れ続けてたんですが10種類は確実に入れた。
人数多いから一種類につき一杯しか飲めなくて、なんかもー、ずっと湯を沸かしてお茶を選んでw
流しの生ごみ受けが茶っ葉でいっぱいになりました(苦笑)
これで明日主人の仕事が休みなら、朝にゆっくり寝られるのにー。
祝日は平日と変わらないのが残念。


昨日の昼間からちょっと書いてたのがどうにか・・・こうにか・・・うまく纏められなかったのが悔しい。
ってことで、学園で小話。

日付変わっちゃう!
おやすみな佐幸!

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ごおっ、と庭木を吹き飛ばす勢いで風が吹き荒れているのを、幸村は窓際に腹這いに寝そべり鼻歌でも歌いだしそうな機嫌のよさで眺めている。
腹の下には膝掛けサイズの毛布。腕と顎を乗せるためのふかふかとしたクッション。手にはマシュマロの浮かんだココアのマグカップにりんごジャムの乗ったクッキー。
もちろんそれはすべて幸村のために佐助が用意したものだ。

その佐助はというと、離れた位置にあるソファに腰掛け外を眺める幸村を見ている。
最初は一緒に外を眺めていたのだが、見ているうちになんとなく嫌な気分になって早々にやめ、もう寝ようと幸村にも声を掛けたものの、もう少し、と言って離れない幸村に、仕方なくソファで飽きるのを待つことにしたのだ。
冷えないように、と毛布やクッキーを用意して。
(・・・失敗だったかなぁ)
ぱたぱたと足を躍らせている姿を見て溜息をつく。
居心地がよくなればなおさら離れないかも、とは思ったのだが、冷えて風邪を引かれたり腹を下されるよりは、と妥協したのはいけなかったかもしれない。

「───だんなぁ」
「なんだ?」
「そろそろ飽きない?」
「飽きない」

窓から見えるのは、ただ風が吹き荒れ暗闇に庭木が揺れている景色だけで、佐助には何が楽しいのかまったくわからない。
むしろ明日の庭の様子を思えば、掃除が大変だ、と気が滅入るばかりだ。

「・・・旦那って、台風とか雷とか異常気象好きだよね・・・」
「異常気象とは何だ。自然現象ではないか」

同じにするな、と息巻く幸村に溜息が出る。そしてじっと見つめるその視線の先の景色には殺意すら湧く。

「何がそんなに楽しいのかって聞いていい?」
「・・・何が、と聞かれると難しいが、・・・うん・・・懐かしい、ような気がする・・・?」
「懐かしい?」

懐かしいなんて変わった答えだな、と首を傾げる佐助に、しばらくぶりに幸村が視線を向け笑顔で言葉を続けていく。

「今の風は雷や台風に感じるのとは違う、なにやら懐かしい気がするのだ。聞いているだけで落ち着くというか・・・安心する」

木の葉擦れの音もいくら聞いても飽きない、と嬉しそうに笑うのが佐助には理解できない。
ざわざわと激しくうるさいばかりの木の葉擦れの音に何故幸村が安心感を感じるのか。
(───ああ、そういえば・・・)
安心感、という言葉に、昔おぼろげに聞いた話が思い出された。
胎児が母体の中で聞く音は、心臓の鼓動と血流の音であると。
その音は生まれてから聞く肌越しのものと違って、ざわざわとしたノイズのような音で打ち寄せる波や木の葉の擦れる音に近いという。
一定のリズムを刻む、耳だけでなく全身で感じるその音を十月十日の間絶えず胎児は聞いているのだから、その音を覚えていれば、懐かしく感じるのかもしれない。
幸村から胎児の頃の話はもちろん、三歳より前の話などほとんど聞いた覚えがないから、覚えているというよりは無意識なのだろう。元々幸村にはどこかそういった野性的な面が多々ある。

「ま、雷が好き、って言われるよりはましか・・・」
「? なんだ?」
「いいええぇぇ。地震雷火事親父、なーんて言葉もあるけど、旦那にはどれも怖くないものばかりなんだね、って」
「そうでもないぞ。火事はやはり恐ろしい」
「へえ?」
「少しの火は便利であろうが、過ぎる火はすべてを灰にしてしまうし、何より扱いが難しい。───俺は、地震や雷は怖いと思わないが、火事のような大きな火は嫌いだ」
「・・・それは初耳かも」

火が嫌い、などと熱血果敢な幸村の口から聞く日がこようとは思わなかった。
もともと”嫌い”という言葉自体を使うことなどないから、余計に佐助を驚かせる。
そんなに嫌いだったか、と思い、しかし自分が調理している時にフライパンに火を入れるメニューの時などはわざわざ覗き込んでまで見にきていたことを思い出す。

「それは大きな火ではないではないか」
「たまに天井ぐらいまで上がるじゃないの」
「だが家を焼いてしまうわけではないだろう」

小さい火はいいのだ、と妙にこだわるのに、何か幼少期に火事でいやな思いでもしたのかと思うも、幸村からそんなことを聞いた覚えもないし、と首を捻る。
ともあれ幸村の機嫌が下がったのは確実だ。眉間にかすかだが皺が寄っている。

「あー・・・俺さまは地震がいやかな」
「地震?」
「そう。地面が揺れるのって苦手」

日本にいる以上逃れられないんだけど、となんだか変な空気になってしまったのを払拭するように佐助が言う。
実際佐助は地震が好きではなかった。足元が揺れること自体が好きではない。だから船に乗れば酔ってしまうのだが、それは幸村には秘密だ。

「それは意外だ」
「そう? 地震の時はいつも思うよ。空が飛べるなら地面の揺れを感じなくて済むのに、ってね」
「なるほど。空に飛んでしまえば揺れていようがいまいが関係ないからな!」
「そうそう。昔の忍者ドラマか何かにあった、大きな凧に乗ってびゅーん! ・・・なーんてかっこよくない?」
「うむ! それならば俺も乗りたいな」
きっと気持ちいいであろう、と笑ってくれるのに機嫌が直ったのを感じて佐助も微笑み返す。
「そうだねぇ。大きな凧に二人乗り、かぁ」
「操縦は佐助に任せるぞ」
「もちろんそれは俺さまの仕事。旦那は落ちないようにしっかりと俺さまに掴まってないとね」

二人で飛べば、地に足のついてない恐怖を感じることのないまま、空の旅を楽しめるに違いない。
頬を撫でる強い風を感じ、眼下に広がる景色を眺めてその美しさを例える言葉を幸村が一生懸命に紡ぐのを佐助はただ笑って聞いているのだ。

「・・・やってみたいな」
「いや、無理だから。あくまで想像想像」

離れた場所からとはいえじぃっと上目に見つめられてどきっとする。到底叶えてやれる願いでもないし、幸村の甘えた視線にも慣れているとはいえ、その攻撃力は凄まじい。
手を振り振りやんわりとかわして、けれど幸村の視線が窓から離れたのはいい機会だと、ソファから立ち上がり一気にカーテンを閉めてしまう。もうそろそろ春嵐の見学も終っていい頃だろう。

「まだ見ていたいのに」
「それでもいいけどね」

カーテンに視界を邪魔されれば文句を言ってくるだろう事は予想済みだ。
けれど夜も更けてきて気温も本格的に下がってきているし、何より嵐ごときに幸村を独占されるのは面白くない。
だから、きっと自分を選んでくれるだろう質問を投げかける。

「このままここで一人で見てるのと、ベッドで俺さまに乗っかって心臓の音を聞くのとどっちがいい?」

俺さまに抱っこされたくない? と腕を伸ばせば、答えを返すより先に腕に飛び込んできてくれるから。

「その質問はずるいと思うぞ」
「嵐のほうばかり見てるからだよ」

心狭いとは思うんだけどね、と小さく本音を漏らせば、意味を察してくれたのか抱きついてくれている腕の力を強めてくれるのに満足の息を吐いて。

「嵐の音では眠れぬが、佐助の心臓の音ならぐっすり眠れる」
「・・・子守唄のレベル比べの話じゃないんだけど」

イマイチ真意は伝わらなかったかとがっくりするが、これももう慣れたものだ。さらに言えば、意味がわからない、と首を傾げる幸村の表情にも。
だからもういいか、と軽く足が浮く高さに幸村を抱き上げてその頬に口付ければ、そんな軽い接触にも照れて薄く頬を染めるのにほくそ笑んで。

「・・・嵐は朝には去ってしまうが、佐助の心臓の音は逃げないし」
「そりゃそうだけど・・・だから?」
「俺にはそれが一番大事なことだ」

そうだけ呟いて浮いている足を佐助の腰に回し猿の子供のように縋ってくる体を、腰を落として改めて抱えあげながらも佐助は首を傾げて。
(なんか大事な告白を聞いた気はするんだけど・・・)
意味がわからないまま、けれどなぜか頬が熱くなるのを不思議に思いながら、ようやく眠る気になってくれた幸村を重さによろめく足を叱咤しながらベッドまで運ぶことに佐助は専念することにした。





色々考えながら書いてたんですけど、まとまらないままいつもの流れになってしまいました・・・
文才が欲しい。

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