硯 箱 の 筆

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ハロウィンですが~

さゆきちゃんが日記を書いてくれてたんですが、なんか読めない日記だった(苦笑)

ので、下ろしちゃった。ごめん、さゆきちゃん。
で、今日はハロウィンだというのに、何もしてません。
子供が一人寝てるしねー。
でも元気なんだぜー。暇って言ってゲームばっかりしてます。
・・・まあ、熱出してぐったりされるより安心なんですが。
どんなに元気でも5日間は家庭内監禁です。

なんか・・・昼間に何も出来ない日が続いてます・・・><
こればっかりは頑張りではどうにもならないのか・・・?

悪あがきに小話一つ。
年の差で書いてみた。
あーもー、ちゅーぐらいさせたかったな・・・(T-T)

おやすみな佐幸!

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仕事の打ち合わせが土曜日に入っているから、ということで週末だというのに佐助の家に訪れることが出来たのは夜の八時も回ってからだった。
せっかくハロウィンだし、と南瓜のメニューを食べさせてやろうと密かに家で色々な物を練習していたのだが、夕飯は食べてからおいで、という佐助のメールで披露は後日になってしまった。
が。
とりあえずそれはいいとして。

「・・・とりっくおあとりーと・・・?」
「ん。Trick or treat。旦那にはお菓子ね」

玄関ドアを開けた瞬間差し出された大きな紙袋───しかも縁までぎっしりお菓子らしきものが詰まっているのが三つも───をとりあえず受け取り、儀式のように台詞を言って。
いたずらしないでね、と笑う佐助に助けられながら靴を脱ぎ、居間に向かいながら先程の言葉にふと首を傾げる。

「俺にはお菓子?」
「そう。旦那にはお菓子。じゃあ俺さまには?」
「・・・カボチャ・・・ではまずいか?」
「・・・生のカボチャか・・・煮付けるか焼くか・・・」
「味噌汁の予定なのだが」
「明日のご飯?」
「そうだ」

紙袋をテーブルに置き、明日の朝食用にと持ってきた食材の中からカボチャを差し出し、お互い冗談とわかりながら軽い会話を交わす。
くすくすと笑いながらその荷物を片付け、冷蔵庫から作り置きの麦茶を二つのグラスに注いで盆に乗せ、パソコンの電源が入ってないことを不思議に思いつつ絨毯に座れば、隣に佐助が座る。

「仕事は? 今日は打ち合わせとやらだったのだろう?」
「そう、打ち合わせ。二件受けてただいま向こうのお返事待ち」
「? よくわからないが・・・とりあえず暇なのか?」
「そう。───だから旦那、遊んでくれる?」
「あ、遊ぶ?」

語尾にハートマークでもつきそうな機嫌の良さで佐助が頬を寄せてくるのに心臓が小さく跳ねる。
至近距離で佐助の低い声で囁かれたり、その顔を直視したりするのは、慣れてはいてもいまだに・・・恥ずかしい、というか、・・・心臓に悪い。

「そ。で、その前にTrick and treat」
「お菓子ならば、さっき佐助に貰ったのを分けて・・・あんど?」
「そう、アンド。いたずらもお菓子も両方ね」

にんまりと。目も口も弓のように緩い弧を描いて佐助が笑う。
その表情に、ぶわっと顔が熱くなるのがわかって思わず俯いてしまうのに、頭上から佐助の押し殺した笑いが聞こえてきて、からかわれたのかとさらに頬に熱が上る。

「からかったのか?」
「違うよ。本気。俺さまにとって旦那はお菓子より甘くておいしいものだし、そんな旦那にはいたずらもしたいのです」

だから”アンド”なの、と頬に口付けられて、もうこちらには照れる以外に出来ることなどなくなってしまう。

「なんだかズルくないか・・・?」
「大人はずるい生き物だからね。まあ観念してください」

いただきます、と寄せられる唇を、重なる前に手の平で塞ぐ。それに、ぶ、と軽く息がかかって次いで佐助の眉間に皺が寄る。

「こちらから菓子をやろうというのに、いたずらされるのは割に合わない」
「旦那からのお菓子は旦那本体でいいってば」
「いや、菓子があるのだから、それを食べるべきだ」
「それって、俺さまが渡したやつ?」
「そうだ。あんなに大量に買い込むなんて、いったいどうしたのだ?」

これは渡された瞬間からの疑問だったので、とっさの言い訳ではないからすらすらと出てくる。
紙袋に三つ、しかも百貨店やメーカーの名前の入った包み紙のものがほとんどで、自分一人に渡すにしては大量に過ぎ、そしてたまに父が持って帰ってくるパチンコの景品とやらにも一致しない品ばかりだった。

「あー・・・あれはねー。・・・ぶっちゃけ全部もらいもの」
「もらいもの?」
「そう。今日の打ち合わせの人がね・・・『お前のところには甘党がいるだろう』ってね」

ハロウィンだし食べさせてやれって押し付けられちゃって、とどこかうんざりとした表情で呟く。

「あんなに大量に?」
「会社ってのは、意味もなく菓子類を貰ったりするみたいよ」

二人とも馴染みの相手なんだけど、と続けられ詳しく話を聞けば、今月に入ってから向こうは今日に向けて賞味期限の長いものを佐助に渡すべく置いておいてくれたらしい。
ただ、一人はやはり甘党らしく、けれどものすごく好みにうるさいから気に入らないものを押し付けられたのだと憮然とする。

「どれもいいものだったが」
「だから、本当に、ものすごく、面倒くさい人なんだよ。菓子類に至ってはチョコレートしか食べないってもっぱらの噂で」

もちろん持ってくる仕事もすごく面倒で、と溜息をつくあたり、もしやすると苦手な人物なのかもしれないと予想する。
しかし、わざわざこうやって頂き物とはいえお裾分けをしてくれるのだから、いい人たちなのだろう。
あまり仕事相手の話は聞かないが、こうやって片鱗でも聞けるとなんだか嬉しい。しかもそれがいい人たちだとわかれば尚更だ。

「いい人たちだな」
「・・・まあ、悪人ではないかな」
特に旦那にとってはね、と付け足されて面映い。
向こうの気持ちだから食べてやってね、と言われて一も二もなく頷いて。
「ありがたくいただくとしよう」
「向こうにもそう言っとくよ。───ってことで、俺さまにもお菓子を」
「・・・仕方ない、な・・・」

まさか佐助がお菓子を欲しがるとも思わなかったから、何も用意をしてこなかった。
けれど、一体自分がどの程度お菓子の代用になるかはわからないが、食べたいというならば好きなだけ食べてくれればいいと思う。

「いたずらの方は程ほどにしてあげるね」
「───佐助の程ほどなど、あてになるのか?」
「微妙かな?」

小さく音を立てながら唇に触れ、その合間に囁かれる言葉に笑って返事をして。
明日は休みだしね、と呟かれた言葉に不穏なものを感じたけれど、それこそ明日は休みなのだから、と目を瞑ることにした。





年の差でハロウィンー。イチャイチャ度低め・・・orz
佐助の仕事相手は小十郎さんとナリさまの予定です・・・。
もちろん佐助はこの二人にノロケまくってるので、相手はいい迷惑ながら利用してやろうという気満々です。
つまり今回のお菓子は”将を射んとすれば馬を射よ”というやつです。
佐助もわかっていながら貰ってきました。

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