硯 箱 の 筆

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クイズ番組

こんばんわ。テレビ番組で娘と議論できるようになりました。

こないだクイズ番組を見ていて、歴史的偉人とか有名人の名前を当てようという趣旨のクイズがあって。

・動物の名前がついた有名人に、「猿○○○」(銅像写真付き)
・これは誰?の写真(絵。しかも六文銭の家紋入り羽織)に「真・・・」

というのがあって。
娘と「猿飛佐助ー!」と叫び、「真田幸村ー!」と答えておりました。
しかし、真田幸村というのは一応俗名なので、「真田源二郎信繁かも」というと、娘はその名をよく知らず、「それ誰?」と言われました。
正解は真田幸村だったんですが、なんだかそれにも納得いかなかったです。
幸村でいいの??
注釈でもつけば納得できたんだけどなぁ。

それからしばらく歴史議論。
娘たちはバサラのおかげで歴史に興味は持ったものの、色々間違ったまま憶えていることもあるようなので、これから気をつけなくてはいけません。
猿飛佐助は実際にはいないのだということを納得させるのは二年生には無理でした。

・・・昨日書いた妄想が我ながらどうよ?な感じだったので、リベンジしたいです。 
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「ごちそうさまでした」
「おそまつさまでした」

好物のクリームソースの掛かったオムライスを二人前平らげ満足げな息を付く幸村に、食後のデザートだよと、佐助はかぼちゃのプリンを差し出した。

真田家の家事の一部を週に2、3回佐助はバイトで請け負う。
精々が朝と晩の食事の世話と洗濯程度だが、いつも直前に言い渡される臨時バイトに、正直佐助は対応に困っている。

「今日も大将は遅いの?」
「うむ。出張だと言っておられた。・・・どこに行くかは聞いておらぬでござる」

このように幸村の現保護者である武田信玄の突然の出張や、付き合いで夜が遅くなる、もしくは外泊などになると佐助の携帯が鳴り、一人で留守番をすることになる幸村の世話を頼むのだ。
このため、佐助はうかうかと夜間のバイトが入れられず、学校が終わってからの数時間のバイトで小遣いを賄う羽目になっている。

「出張ったら外泊じゃん。遅いって言わないんだよ、それは」
「しかし泊まりだとも言っておられなんだでござるから・・・このかぼちゃプリンは絶品でござるな!」
「・・・ありがと。チョコソース、まだいる?」
「むう。これ以上かけるとかぼちゃの味が消えてしまうでござる・・・」

信玄がいなければ佐助が来て洋食を作ってくれると、幸村は毎回大騒ぎで喜んでいる。
通いの家政婦は和食一辺倒の人で、それは手抜きのないすばらしい御膳ではあるのだが、やはりまだ若い幸村としては、カレーやシチューやオムライスなどもたまには食べたいのだ。

「そういえば、今日は政宗殿にパフェを驕ってもらったでござる」
「・・・独眼竜に?なんで?」
「新製品の試食に付き合ったのでござるよ。そのメニューの中にかぼちゃのプリンがござったが、佐助の作ったほうが滑らかでうまいでござる!」
「・・・・・・お褒めに預かりまして」

佐助は、あからさまではないが、伊達政宗のことが好きではない。
嫌い、ということもないのだが、妙にライバル心を煽るというか、殴り飛ばしたい衝動に駆られるというか。
特に今年は幸村とクラスも別れ、追い討ちのように政宗が幸村と同じクラスになって。
けっこう気が合うらしいこの二人が連れ添って歩いているところを見ると、腹が立つと同時に、妙に寂しい気分も味わう羽目になる。
そして今のように、それにまったく頓着しない幸村にも溜息しか出ない。

「で、かぼちゃプリン以外に何食べたの」
「・・・パフェを2つと、ドリンクを3杯、ケーキを2つ・・・でござる」
「・・・・・・食べすぎだろ、それ」

甘い物のラインナップに胸焼けがする。
量的には食べ過ぎたというほどでもないが、それの全てがデザートであるというのが問題だ。
政宗もそれだけのものを驕ったのなら、さぞやかしサイフも痛かったろうと、とりあえずそれで溜飲を下げた。

「だったら今日はデザートは余計だったな。もっと早く言ってちょーだい、そういうことは」
「言えば佐助はデザートを作ってくれぬでござろう?」
それは嫌でござる。
じっとりと上目に睨まれて、本当に甘党というのは始末に負えないと改めて認識する。

「・・・とりあえず、風呂上りのアイスは今日はダメ」
「なに!!某の抹茶アイス!」
「明日にしな。これ以上食って腹壊したら、明日も食べられないだろ?」
「アイス・・・」

がっくりと項垂れる辺り、一応言う事は聞くんだよな、とそればかりは不思議に思う。
別に自分は母でもなければ家族ですらないのに、何故こんなに素直に言うことを聞くのか。

(どういう感情からきてるんだろ)

幸村の中での自分の位置が測れない。
そんな佐助は関係なく、幸村は多少落ち込んだ風でも黙々とかぼちゃプリンだけは腹に収め、綺麗に平らげた器にスプーンを置き手をあわせる。

「・・・ごちそうさまでした」
「はい、おそまつ。さ、風呂入って寝なよ?」
「風呂上りの楽しみが・・・」
「くどい」

手でしっしと風呂に追い立てる。
脱衣所に着替えやタオルは常に置かれているので、そのまま大人しく風呂場に向かうのを最後まで見届けて、耳で水音を確認してからようやっと佐助は片付けを始めた。

片付けが終わって明日の朝食の仕込を簡単にすれば佐助はお役御免である。
幸村の上がってくるのをリビングのソファで新聞を広げて待ち、ここから先は自分の趣味のお楽しみの時間と小さく鼻歌を歌い。

「出たでござるー」
「はいはい、そこ座って」

パジャマ代わりのスウェットの上下に肩からは大判のバスタオルを掛けて、裸足でぽてぽて歩いて来るのを手招きで呼び、ソファに座る自分の前の床に座らせる。
床にはちゃんとクッションまで準備済み、そして手元にはドライヤーもセット済みだ。

「・・・せめてもうちょい髪拭いてから出てきたら?」
「佐助がするとわかっているから、面倒でござる・・・」

幸村の髪は後ろ髪だけ長い。
その理由を佐助は知らないが、普段の生活に邪魔であろう事はわかる。
洗うのも大変だし、結ぶのも面倒だし、校則は緩いから今のところそれで呼び出されるということはないが、中学時代は生活指導の先生方からはよく注意されていた。

「けっこう伸びたなぁ」
「さすがにこれ以上は伸びないでござろう」

パタパタととりあえずの水分を肩に掛かったタオルで拭き取る。
幸村の長さは一番長いところでは腰を超え、尻の半ばほどになっている。
どちらかというと、癖の強い固い髪だが、奇跡のように後ろ髪はストレートだ。

そして佐助はこの髪の手入れが好きだ。
バイトを頼まれた日の密かな楽しみ。
この髪を拭き乾かしドライヤーをあて、髪油を薄く塗る。
多分幸村が自分ではしないだろう手間をかけるのが至極楽しい。

「熱風出るよー」
「うむ」

ゴーと出る熱風。実はこのドライヤーも幸村のために佐助が買った物だ。
佐助が買って持って来るまで、この家にドライヤーは無かった。

さらさらと指を抜ける長い髪が気持ちいい。
自分にはフェティシズムな要素はなかったはずだと思うのだが、今この瞬間限定で言うなら自分は立派にフェチだ。
(そろそろ毛先を梳かないとダメかな)
枝毛はないが指に少し絡むのが、痛んでいるように思われる。
月に一度は散髪に行っているらしいが、いつこの尻尾髪が切られてしまうかと、散髪の日が来る度に妙に緊張する。

「そろそろ毛先、梳いといた方がいいよ」
「そうでござるか?では次に行ったときにそこも切ってもらうでござるよ」
「切り落とすの?」
「梳くだけでござる」
まだ伸ばすからと、続くのに安心する。
そうか、伸ばすのか。だったらまだこの髪で遊べる。

「はい、おしまいー。お疲れさん」
「佐助もお疲れでござる。風呂に入るでござろう?」
「入って帰ったら湯冷めするから、家で入るよ」
「・・・・・・帰るのか?」
「帰るよ?だって家、隣だし」

言えば振り返って見上げていた幸村の顔がみるみる曇っていく。
そしてじっとりと見つめられるのは毎回のことで。

「・・・こないだも泊まってっただろ?」
「この間はこの間、今は今でござる」

言ってじりじりと佐助を拘束するようにその膝に乗り上げ、肩に顔を乗せ背中に腕を回し。
離すものかと締め上げた。

「旦那、落ちる落ちる」
「落ちぬ」
「違う、俺様の意識が落ちるっつの!」
「今日も泊まっていくでござる」
「毎回毎回やだよ」
「一緒に寝るでござる」
「あんた寝像悪いからやだ」
「朝飯はパンケーキが食いたい」
「もう用意してあるよ」
「紅茶は某がいれるでござる」
「楽しみにしてるよ。───ってことで、帰るから!」
「いーやーでーごーざーるー!」
「ぎゃー!だから締めるなっての!」

スポーツで鍛え上げられた幸村の力は、佐助の細い体など軽く締め上げ意識を落とすことなど造作もない。
今まで意識が落ちたことはないが、いつか落とされると本気で佐助は思っている。

「このまま締めて佐助が気を失えば、某が二階まで運ぶでござるよ!」
「それ本気だから怖いよ。あーもー。わかったよ、泊まってくから離して!」
「本当か?」
「嘘いわねぇよ。風呂入ってくるから」
「うむ。では待っておる」
「先に寝ろっての」
「待っておる」

一人で寝るのはつまらぬ。そう言いながら離れ、佐助を立たせて背を押す。

「早く出て来い」
「ゆっくり風呂にも入らせてもらえないのかよ・・・」
「ゆっくり入って、早く出てくればいいでござる」
「無茶言うな」

軽い言葉の応酬をしている間に風呂場につき押し込まれる。
背でドアが閉まる瞬間にもう一度幸村の声が待ってるぞと呟くのが聞こえた。

「・・・甘えられてるのかねぇ」

保護者はいやなんだけどなぁ。
佐助の心の中の呟きは音には出なかった。


ここで終わっとかないと、延々書いちゃうよ・・・っ
でわ!

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