硯 箱 の 筆

筆の進むままに

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眠たくて眠たくて

こんばんわ。昨日っから眠たくて仕方ないのですが。

昨日は昼にうとうとしたし、晩御飯食べた後も我慢できずにお膳に伏して寝ちゃって、目が覚めてからびっくりしました。
そこから晩の片付け(何故主人は私を起こしてくれなかったのか・・・)をして、ここに日記を書き込みに来たんですが、実は昨日の日記は昼間のうちに多少打ち込んであったので、ほとんど投げ込んだだけだったんです。
だからそれからメールの返事も書かずに寝て、朝は夢現にぷりきゅーを見たような聞いたような、な時間まで寝てたんですが、今また眠いです。

おかしい。こんだけ寝たら頭の一つも痛くなって当然なのに。

───風邪引いてました。

さっき熱測ったら7度5分でした。
なーんだ、よかった。
昨日から鼻水が止まらないのも風邪か!
微妙に悪寒がするのも風邪のせいか!
今はコタツムリしてます。
頭がボーっとするのは風邪のせいですか、コタツのせいですか?
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(何故こんなにも眠いのでござろうか・・・)

うららかに陽のあたる縁側で、幸村はうとうと左右に頭を揺らしながら、それでも団子を頬張っている。
熱い茶を啜り、満足感に息を漏らすも、それと同時に欠伸まで出た。

「・・・むう」

ぐむぐむと咀嚼を繰り返し。また熱い茶を一口啜って、湯飲みを盆に置いた。

「眠い」

どうも昨日から眠気が晴れない。
昼寝をしたにもかかわらず、夕餉が終わるころには目が開かず、常の時刻よりも半刻は早くに褥に入り、目を瞑ったと思ったら朝だった、という己で呆れるほど深く眠ったのに。

今朝も一度は起こされたものの起ききらず、家人が許すのに任せて長々と惰眠を貪ったのだが。

「・・・どしたの、旦那」
「おお、佐助か。朝から見かけなんだが、どこかに行っておったのでござるか?」

ぼんやりと地面を眺めていたのを不審がられたのか、どこか怪訝な風を隠さない佐助の声がこちらに近付きながら幸村を呼ぶ。
掛けられた質問は軽く無視して、まずは自分の用件を口にするのはいつものことだ。

「夕べからちょっと出てたんだけど。さっき帰ってきたところで、いきなり皆に『主様のご様子がおかしい、見て来い』って言われて顔見に来たの」

着替えも終わってないよ、とこぼす佐助の服装は町民風で、どうやら忍び仕事とはいえ町人に紛れてこなすものだったのだろうと推測する。

そしてそう言い終わる頃には佐助は幸村の側に立ち、その右手は頬に添えられていて。
左手は幸村に土産だろうか、一抱えほどの荷物が濃紺に菱模様の入った風呂敷に包まれて抱かれていた。

「なんともないのだが、やたら眠くて欠伸が止まらんのでござる」
「そういや、昨日は昼寝した上に夜も早かったよね」
「朝も起きられなんだで、寝坊したでござる」

そう言いつつも大きく欠伸。
生理的に零れ出る涙を拳で乱暴に拭うのを佐助の手が止め手拭いが当てられるのに任せ、また欠伸をこぼし流れるものを拭われる。

「そんなに眠いなら少し寝たら?」
「しかし、あまり寝てばかりおると何やら体が溶けてしまいそうでござる・・・」

今日は鍛錬にも身が入らず、もちろん書状に目を通すことも出来ていない。
急ぐ仕事があるわけではないが、あまり書き物を溜めると後で困るのは自分だということも重々承知しているのだ。

「欠伸ばっかりしててもどうしようもないっしょ。がっと寝て起きたほうがいいんじゃない?」
「・・・そうでござろうか」
「そうでござりますよ」

軽い調子に声音をまねて佐助の返す言葉に笑みをこぼす。
どうにも心配性のきらいのある佐助は、言葉を軽く返していても心底から心配して幸村の世話を焼いているので、こういうときには何があっても引き下がらないから逆らうだけ無駄である。
それを子ども扱いされていると感じるのは、佐助のこういう態度が自分がまだ弁丸だった頃から寸分も変わらないからだ。

「・・・では少し昼寝をするでござる」
「そうしな。布団、敷いてやるよ」
「それには及ばぬでござるよ」

しかし、それをただ諾々と受けるのは悔しくて。
別に言われたままにするのが嫌だとか、子ども扱いされているのが嫌だとかということでもなく。

ただ、底なしに自分を甘やかす佐助に、どこまで甘えて許されるのか、試してみたくなっただけだ。

「佐助、ここに座ってくれぬか?」
「ん?歩くの面倒にでもなった?」
「それもあるが・・・そこに凭れてほしいでござる」

自分の座っている場所の側にある一本の太い柱の側に佐助を座らせる。
さすがに凭れるまではしなかったが、幸村が眠気で歩くのが面倒になったと思い込んでいるらしく、いつでも抱え揚げて運べるように、履物を脱ぎ荷物も縁の端において準備万端に備えている。

「もう子供じゃないくせにねぇ」
「そう言いながら佐助はいつでも某を子ども扱いするでござろう」

その縁から投げ出して座る足を持ち上げ部屋に向けて座るよう縁に置き。
勢い崩れた姿勢を柱に凭せ掛けて留める。
佐助が驚きで声の出ないのをいいことに、その膝に跨って座り込めば、ぎゃっという悲鳴を上げて柱に頭をぶつけ幸村の肩を強く押し出し、その身を腕の長さ分引き剥がした。

「んな・・・っ!何すんの!」
「昼寝だ。寝ればよいといったのは佐助でござるよ?」
「俺は布団で寝ろって言ったの!誰がこんなはしたない格好で寝ろといった!」
「布団で寝ればまた夜まで寝てしまうかもしれないでござる!そうならぬよう、佐助の側で寝ようと思っただけでござるよ!」
「これは側じゃないでしょ!」
「側には違いないでござる!」
「側じゃなく、上!恥ずかしいことしないでよ、もう!」
「恥ずかしくないでござる~!」

佐助の腕が引き剥がそうとするのに逆らい、足を腰に絡める。
後ろにある柱まで絡め取れば、長着の裾がめくれて下帯が見えるほどになり、それでも緩めずにいれば、佐助の方が慌ててそれを直そうと力が緩むのに、その隙を見て取って腕を首に絡めた。

「某の勝ちでござる!」
「いつから勝負になったの!ってか、行儀悪いって!離れなさい!」
「嫌でござる、これがいいでござる~」

ぎゅうぎゅうと縋りついて。
鼻先を肩に押し付けてぐりぐりと擦り付ける。
腕や足に当たる柱が邪魔だと思うけども、自分が凭れれば佐助も支えるのに大儀だろうから、何か背を預ける物がないと倒れてしまうだろうから、そうも言ってられない。

胸と胸を合わせ、鼻先に佐助のほとんどわからない程の薄い体臭を感じるなど、一体どれぐらいぶりだろうかと思って、深く安堵の溜息が漏れた。

「まったく・・・ホント、布団敷いたげるから、ちょっと離れなさい?」
「このままがいい。ちょっと寝るだけでござる」
「寝られないでしょ、こんな姿勢じゃ」
「すごく気持ちいいでござる・・・」

確かに姿勢は楽なものではないが、五感で感じる佐助という存在が手放せないほど気持ちいい。
温い熱も薄い匂いも、懐かしいばかりで不快さは微塵も感じられない。

「ほんの少しだけだ。眠いのだ・・・」

気持ちよさがますます眠気を引き寄せる。
ゆっくりと瞼が落ちるのがわかって、今腕が緩めば引き離されるだろうかと少しの不安が胸をよぎった。

「あんたの少しは当てになるようでならないからなぁ・・・」

溜息で大きく胸が動くのにあわせるように幸村も大きく息をつく。
互いの体から緊張という余分な力が抜けて緩く抱き合うものの、それはどこから見ても親と子の甘えて甘やかす姿でしかなかった。

「・・・少しだ・・・」
「はいはい、わかりました。寝てくれていいよ、もう」

そう言って背を緩く撫で擦ってくれるのを感じて、一気に安心した幸村はそのまま深い眠りに落ちた。



「寝たら起きないくせにさ」

がしりと掴まれたままの腰から足をはがすのはさすがに困難を要した。
なんと言っても日の本一といわれる武将の渾身で締められているのである。
せめて柱からぐらいははずさないと、まったくの身動きが取れないと思ってのことだったが、まさかにこれほどとはという、困難さだった。
腕もまた然りで。
それでもようようはずして己が身に絡めさせれば、まるで猿の子の様で苦笑は禁じえない。

「・・・あんたがそれほど眠いのなんて体調崩してるからでしょうが」

よっこいしょ、と勢いを付け柱に寄りかかり立ち上がる。
柱があってよかった。自分の力だけでこの小猿を抱えて立ち上がるなど、到底無理であろうから。

昔から幸村は体調を崩すと眠り込んで治すほうだった。
本人には自覚がないのか、褥に放り込まれては文句を言っていたが、そのうちに眠り込んでしまう。
そしてそのまま大人しくしていれば完治するものを、途中で動き回って悪化させることも多かった。

今回はまだ本当に初期なのだろう。
体温も日頃より少し高い気はするが、魘されるほどの高さではなく、今日明日当たりで治る程度だろう。
それまで大人しく寝させることが出来れば、だが。

「今日のところは付き合うけども」

足で器用に部屋の障子を開き閉め、やはり器用に足を使って箪笥から着物を引っ張り出す。
行儀の悪さはこの際目を瞑るのみだ。
そして部屋の隅の壁に凭れかかり、膝に乗せて抱きしめたままの幸村の背に着物をかけて目を瞑る。

「明日は一日布団で寝てよ?」

その太陽の匂いのする髪に鼻を埋めて唇で触れて。
首に感じる熱い気のする吐息に擽られて、佐助も昼寝を決め込んだ。



あ────────────・・・
長くなった。
小話で書くからだよ、もう・・・

寝ます。
でわ。
今回まともに読み返してないから、誤字脱字も文の可笑しさも一入だろうな・・・(泣)
(なら読み返せという突っ込みはスルーさせてクダサイ・・・)

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