硯 箱 の 筆

筆の進むままに

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治った?

完治って感じじゃないですけど、日常生活です。

食べ過ぎる(っても、普段から比べると超少ないのに・・・)と胸焼けますが、下さなくなったので。
大丈夫、OK。インテ行ける。
待ってろよ、新刊ー!
狩るぜー!

・・・このインテで半年分の萌えを狩らないと飢えますので(笑)
明日には準備を粗方終わらせたいですね!
今から準備しても忘れ物がある不思議。

うー・・・うまく書けなかった・・・ごめん、慶次!
という感じですが、小話一個。
現代で、甘くはない・・・です。多分。

この正月から松が明けるまでに書きたかった話はけっこうあったんですが。
何も書けなかったんですよね・・・orz
今も書けるかと言われると微妙。
時期が遅れても(・∀・)イイ!!やって気になったら、書きます・・・多分。

うーん、おやすみな佐幸!

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「俺さぁ、利とまつねーちゃんちの居候でさ」

新学期が始まって。
進学校ではないがそれなりに名のある高校だけに、正月明け早々から午後までのフルコースで授業時間を過ごさせられ、ぐったりとした気分で放課後を迎えれば。

「冬休みに入ってから大掃除ーとかってずっとまつねーちゃんにこき使われて───まあそれはいいんだけど」

さすがに今日はクラブ活動はさせてもらえないからと、帰り支度をしていた幸村の元へ佐助が迎えに来てそのまま二人帰ってしまったのを政宗、元親、慶次の三人は見送り───いつもならば一緒に帰るかだべるかするのだが、その元気が三人になかった───教室に生徒がちらほら残るだけとなった頃、紙パックジュース片手の慶次が口を開いた。

「てめーが居候してるってのは知ってる」
「そのねーちゃんがすげー怖いってのもな」

で、それが? と皆が知っていることを今更どうしたと思わずにいられないことを深刻顔で話し出す慶次に、同じく紙パックジュースを持つ二人がじゅるーっと音を立てて吸い上げながら投げやりに問うてから目線で先を促す。

「あー・・・うん、そんでさ、まあその二人がすごく仲良くて」
朝から料理自慢のまつが腕によりをかけて朝食を作り、優しく利家を起こし、席に着けば息をもつかせぬ勢いで掻き込むその横で飯を盛り食べさせ、口が汚れれば拭き、絶妙のタイミングで茶を差し出す。
年末で仕事も休みに入ったものだから、そこからは家中を二人で磨き上げ、昼も昼で同じように食事をとっていちゃいちゃぶりを見せ付ける。
「もうさ、”まあ、顔にご飯粒が”とか言ってそれを指で取って食べるとかって当たり前だし、お口あーんとかして食べさせあったり」
買い物も手を繋いで腕組んでという状態で、目のやり場に困るほどで。
「手の繋ぎ方も、こう指が絡まってる繋ぎ方っての? 普通に握り合ってんじゃなくてさぁ」

細かく動きもつけながらここまでを一気に話し、慶次も一口ジュースをすする。

「・・・いいじゃねぇか、仲いいのはよ」
「毎日それを見せ付けられるってのはまあ hard だけどな」

少しばかりの同情をこめて二人が返してくれた言葉に、慶次は大きく頭を上下に振ってそうそう、そうなんだよ、と強く同意を示す。

「もう冬休み中毎日その調子で見せ付けられて、俺も可愛い恋人欲しいなぁとか思ったり、もうノロケで胸焼けしそうっていう毎日を過ごしたんだよ!」

別にそれが嫌ってわけじゃないよ、微笑ましいし恋っていいよねって思うんだけど!
席から立ち上がり大げさな身振り手振りのつく派手なオーバーアクションは慶次の癖というか、そういうパフォーマンスで話すのが好きなのか判別できないが、とにかくいつものことであるのだが。
疲れきってぐったりしていてもそれはなくならないんだな、と二人の冷たい視線にもひるまず続けられているそれはどんどんエキサイトしていくかのように見えたのだが。

「・・・学校来て、デジャヴの連続だったんだけど・・・」
俺、白昼夢見てる? と、がったんと大きく音を立てて椅子に腰を下ろして後ろにのけぞった姿勢で呟き、白く燃え尽きるようにパフォーマンスは一気に静かに終息した。

「Ah~・・・」
「・・・その白昼夢なら、俺も見たな」

その白く燃え尽きた姿に同調するかのごとく溜息をつき、視線を逸らしながら答える。
見たなぁ、そういう二人。
昼間っからいちゃつきやがって、という気にもならないようなのをな。
心の声は聞こえないだろうが、考えることが同じなら届いたも同じだ。

「・・・や、利たちはれっきとした夫婦なわけだし、ありえる姿なんだけど」
今日見た二人は違うよね、と思っても口には出さず。
走馬灯のように脳裏を巡る記憶に、溜息の深さは増していくばかりで。




「あー、ほらまた口汚してるし」
「んん?」
「拭くから待って・・・はい、綺麗になった」
「すまん、ありがとう佐助」
「いいけど」

そう言いながら幸村の口元の米粒を取り口に入れる佐助の姿を、今日の昼だけで両手の指ほど見た。

「はい、お茶飲んで。誰も取らないんだからゆっくり食べたら?」
「佐助の作るものがおいしいからこうなるのだ・・・行儀、悪いだろうか?」
「汚らしく見えないから構わないと言いたいところだけど。ああ、肉団子こっち」
「食べたい」
「はいはい、口開けて」
「あー」

自分の口より幸村の口に運んでいる回数の方が絶対多いと思わせるその佐助の箸の動きには、呆れて溜息も出なかった。

「おっと。昼移動教室じゃなかったっけ? 急がないと準備間に合わなくない?」
「そうだな。あまりのんびりもしてられないか」

きっちりと食べきった重箱を重ね、風呂敷で包んで片付けながら佐助が言えば、名残惜しそうに幸村も立ち上がり片付けを手伝って。
並んで立つ二人が自然な動作で手を繋ぎ、しかしその指は触れ合う面積を増やしたいのだというように絡まっていた。




「・・・・・・別に、いいんだけど」
「なら言うな」
「keep quiet」

顔を見合わせず、しかし思い描いている風景はきっと同じだろうと確信しながら脱力し椅子に凭れて。

「・・・・・・・・・・・・あの二人、デキちゃっ・・・どわぁっ!?」

そうこぼしかけた慶次の言葉をみなまで聞くこともなく、政宗と元親は慶次の椅子を力一杯蹴り上げた。











あの二人、デキちゃったのかなぁ・・・っ!
───私が知りたいです。

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