硯 箱 の 筆

筆の進むままに

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むふん。

二時半まで絵茶で遊んでもらって、起きたのが五時半。

さすがに眠いです。
すっきり起きたけど、寝足りてないのがありありとわかる眠気です。
今寝たら夕方つらいかなぁ・・・しかし、キー打ちながら寝そうだよ・・・。

今回の絵茶はずっと画面で会話してました(絵も描いてもらったけど!)
気付けば始まってた主従語り。チャットでやればいいものを、延々画面上で字で書いてた(笑)
彼女は幸佐なんだけど、いつもとにかく互いの見解を語ることが多くて、なぜ自分が幸佐(佐幸)なのかを話すのなんて、もう何回目だよーって思うのに、やっぱり語ってしまう・・・orz
オチは「やっぱり幸佐(佐幸)が好き!」てなるんだけど、ものすごく刺激されますね!
また生身で会うときもしようね!  ←いつだよまったく。

というわけで、昨日書こうかなぁと思ってたのを、今日書きました。
昨日は「目の日」だったそうなので。
いくつか浮かんで一番書きやすそうなのを選んだつもりが、何やらまとまり悪いような?
年の差な二人は、互いが互いを甘やかしたいけどすれ違ってばかり、というのが多いようです。
私の書く中では、一番幸村が甘え下手で、佐助が甘やかし下手かなぁ(苦笑)


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もーちょっとで終わるからね、と夕食を食べながら片目を瞑りひらひらと手を振るのを見たのが、顔を見た最後だ。
それから既に四時間、佐助はモニターだけを見ている。
(いつものことだ)
そう、いつものことだ。
付き合いだけなら十五年、『お付き合い』になってからは・・・まだ日は浅いけれど、何か特別生活が変わったわけではないので、『いつも』は『いつも』だ。
あまり信用できない佐助の『もーちょっと』を、それでも期待して待つ間の友は読み捨ての雑誌だ。読んだ端から足元のラグに置いていけば、それは小さな山になってちょっとつつけば崩れることは間違いない様子で。

「・・・飽きた」

声にするが、聞く人間はここにはいない。
八つ当たりに雑誌を床に投げつけたい衝動に駆られたが、そうすれば大きな音が立つだろうから仕事の邪魔になるかも知れず。
仕方なく深く大きな深呼吸とも溜め息ともつかない呼吸で、その衝動を抑えた。

佐助の使うパソコンは、モニターだけでも三つあって、本体は四つある。
幸村には、どれがどういう働きをしているのかまったくわからないが、どれも赤や緑のランプが点灯していたり点滅したりしているので、動いているのはわかる。
その低い稼動音を立てて動いている箱の中身が佐助にとって生活の糧で大事な物だとはわかっているが、たかだかゼロとイチの世界の物のために、自分がこんなにも寂しい思いをする理屈はわからない。あれのどれか一つでもぶん投げて壊してしまえたらさぞやせいせいするだろうが───しかし佐助はきっと怒らないだろうと思うから、実行に移すことはできない。

ソファに長々とうつ伏せに伸び腕と顎を肘掛にかけるという、家でやれば厳格な父親から確実に小言が飛ぶだろう姿勢でグリーンのシャツの背中が猫背に丸まっているのを視線で殺せるほどに睨みつけ、こっちを向け、と念じてみる。
しかしどれほどに念じても願ってもそれが振り向くことはなく、ただ睨み付けて力の入った目蓋が重く疲れて、開いているのが億劫になっただけだった。
(緑は目を休める色だというのにな・・・)
逆に疲れた。一つ息を付いて。
ごろりと仰向けに姿勢を変えて、少しだけ目を休めようと重だるい目を緩く閉じた。




よし、終わり! と散々に梃子摺らされたプログラムにようやくキリをつけてエンターキーを押す。
いくばくかの間を空けてざらざら画面上に流れるのを見届けてから、あとは機械任せだと息をつきモニター電源だけを落とす。
根が生えるかと思うほど固まった体を伸びで伸ばせば、バキ、パキと節々が不穏な音を立てぴりぴりと走る痛みに、慣れたこととはいえ苦笑が漏れた。
(あー・・・疲れた・・・)
目を開けて閉じて。最近新調したばかりの眼鏡は、度が合ってるのか前に使っていたものよりもいくらか楽な気はするが、それでもやはり疲れる。眼鏡をはずし目頭を押さえるという、すでに癖になった一連の動作をしながら、さてやっと幸村に構えると嬉しさを隠さず振り返れば、既に彼は夢の世界に旅立っているようだった。

「あちゃぁ・・・」

手を額に置き、天を仰ぐ。急いでいたつもりだが遅かったかと、時間経過の確認のために時計を見れば、既に日付は変わっていて。
幸村は普段からあまり夜更かしをするほうではないから、十時も回ればうとうとと頭を揺らし目をしょぼしょぼとさせはじめる。
今日はいったいどれほど待ってくれたのだろうかと、ソファの足元に乱雑に積みあがる雑誌の数を見て、さすがに心が痛んだ。

「ごめんね、旦那」

仕事にかかる前に先に寝るように言っておけばよかったかなと、でも終わると思ったんだよなと、何回繰り返したか解らない反省を今日もして、ソファに寝そべる体を眺め下ろせば思わず顔がにやける。

「・・・目の保養・・・」

幸村の寝顔は文句なく可愛らしい。薄く開いた唇、高い体温で桃色に染まる頬、男にしては長く濃い睫が縁取る瞳のその曲線。そのどれもが佐助の好みのストライクゾーンだ。
狭いソファに寝そべっているせいでの体の無意識の反射か、小さく丸まるように手足を縮こめているのがまるで猫のようで、観賞するといえば聞こえは悪いかもしれないが、まさしくそんな心境だ。
一人暮らしの共に小動物を飼おうと思ったこともあったが、動物の毛は機械によくはないだろうし掃除も世話もちゃんとしてやれないと諦めたのが、こうして幸村が通ってくれるようになってから飼わなくてよかったと思うようになった。

「そうだ」

写メ撮らないと、といそいそとジーンズの後ろポケットから携帯を取り出す。
カワイイ寝顔と丸まった体と。パシャパシャパシャとアングルを変えズームアップもし、さすがに動画を撮るのは変態じみてるかと、自分の行動を省みて苦笑う。

幸村のこうした姿を撮るのは初めてではなく───言い換えればいかに自分が幸村に待ちぼうけを食らわせているかということなのだが───携帯内臓のメモリカードはそうした幸村の画像で埋まっている。
見られれば激怒されるであろう事が予想できて、絶対見せられないねーとロックを掛け保存。幸村は勝手に他人の携帯を覗くような性格はしていないが、それでも幸村以外の人間はわからない。
他の誰にも見せてやるものかと、しかし親バカな心境で自慢したい葛藤とも戦って、結局前者を選択したのはいつだったか。

パチンと閉じた携帯をテーブルの上に置いて、深く眠ってしまっている幸村に視線を戻す。
疲れた目も癒され、心までも潤うような佐助にとっての万能薬で愛しい存在を、いつまでもソファに転がしておくわけにはいかない。
寝ている人間は重いからなと、軽く苦準備運動をし、起こさないようにと、そっとその体に触れた。




10月10日は目の日。  ←すごい字面
それより何より、佐助が変態じみてて(というか・・・なんだかすごく変な人で)このまま進んでもいいのかなぁとすごい疑問。

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