硯 箱 の 筆

筆の進むままに

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色々凹み中

凹んだところで仕方なく。

昨日は六文銭の日だったそうで、それに気付いたのがまた昨日のおっそい時間で。
誰か何かやってるかな! とサイト巡りもしたかったけど、あまり出来なかった・・・チェ。

ブログに占いくっつけてるんですが、これがまたあまりいいのが出ない。
かといって大凶が出るわけじゃないんですけど、いっそ出てくれたら開き直れるんじゃ・・・

凹んでるので書き逃げ小話。
戦国ですが、散文もいいところ・・・ 拍手する拍手する

佐助の手は、忍びの割に綺麗なのだと皆が言う。
小指以外は切りそろえられた短い爪、歪みもせず、曲がりもしてない十本の指。
一つ一つの節が長いから、手の平の大きさは自分と変わらないが、揃えて比べると佐助の手の方が大きい。

「こんなところに傷がある」
「これはずっと昔に切った跡」

数え上げるとキリがない、薄い傷跡が散らばる手。
佐助の武器は空に放つ形の大きな手裏剣だから。
風を切り、螺旋を描き、どこまでも飛んでいくような奔放な軌道を描いて、それでも戻ってくる。
それを受け止める時に傷が付くのだと、投げてみたいと言った自分に言って、結局触らせてもらえなかった。

「佐助の手は硬いな」
「旦那の手も、もうすっかり硬くなったでしょ」

昔はプニプニで真っ白で柔らかかったのにね、と。
確かめるように一本二本とその指で触れてくる。
佐助がまめに手入れをしてくれる、手。
爪を切り、ヤスリをかけ、油を塗りこむこともする。

「綺麗な、手だ」
「何言ってんの。旦那の手のが綺麗でしょ? なんつっても俺様が手入れしてるんだから」

比べるように手と手を合わせて、そして絡めて。
さらりと乾いた感触。硬くても滑らかな手の平。

幼い自分の世話を任されて、荒れてささくれた手で子供の肌に触ることを良しとせず、誰に何を言われようとも手入れを欠かさなかった佐助の手。
水や湯で濡れた体を拭くのも、泣いて涙で濡れた頬を拭くのも、手を繋ぐのも抱きしめるのも、この手だった。

(全部が、俺のためだ)

今こうやって無遠慮に触っていいのも自分だけだ。
きれいでやさしい、この手。

「佐助の全部は俺のだな」
「いまさら何言ってんの」
さ、もう俺様仕事に戻っていい?

眠れない、と呼びつけたのに、昔ならば朝まで手を繋いでくれたものを、今は大人になったんだからと、してくれない。
それが悔しくて。その指に噛み付いて。

「こら。何おいたしてんの」
「佐助が俺を構わぬからだ」

はむはむと甘噛みをして寝転んだまま見上げれば、呆れたような顔が見える。
それから一つため息。二つ苦笑い。

「いつから俺の主様は赤さんになられたんだか」

それとも挑発してる? 指を食ませたまま近づく顔が耳元で囁く。
それへの反撃は、指の甘噛みをなぶる仕草に変えることで果たしてそして。

「・・・乗ってくれるなら、挑発する・・・」
「残念ながら俺様お・し・ご・と。さ、指返してね」
代わりにいいものあげる、と言い終わると同時に唇を重ねられ。

「・・・んふっ・・・は・・・」
「───さ、もうこれでおしまい。大人しくねんねしてください」

散々に舌を絡め唾液をすすり、息をするのも辛くなって意識が朦朧とする頃になってようやくその唇が離れた。

「───余計に眠れなくなった・・・っ」
「俺様も我慢するのが辛いよ」

我慢などせずともいいのに。目で訴えても答えは返ってこない。

拗ねる自分をなだめるように触れてくる指先が気持ちいい。
頬に触れ、額の髪を払い、唇を撫でる。
耳を揉んで、指同士を絡ませて。
もう一度、軽く触れる唇。

「もう、眠れる?」
「・・・意地でも寝てやる」
「それは重畳」

するりと頬を撫でて逃げていく体温。
部屋の明かりが、一番小さいものを残して消えていく。

おやすみ、と小さな声。
それに小さくおやすみと返す。

あの手が、指が。
今ここにあればすぐに眠れるのに。
熱ばかりを残して消えたつれない指の跡に触れて。
その感触が消えないうちに眠ろうと、硬く目を瞑った。



まああれですよ。
ホットミルク飲もうとしたらうっかりコーヒー作っちゃったみたいな。
カフェインはいらぬー・・・
なんか言い訳もいっぱいあるんですが、もう・・・それもうまく書けないよ・・・orz

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