硯 箱 の 筆

筆の進むままに

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電凹

四連休初日なので、子供を映画に連れて行きました。

電凹。
すごく見たい気持ちはあったけど、子供と見たって萌えられないので、DVD出るのを待つことにして、一緒に見ると言った主人と子供二人を映画館に放り込みました。

その間私は本屋を満喫・・・っ
最近のこういうショッピングモールに映画館がくっ付きました、な建物は助かります。
本屋もすごい大きくて目移りしますvv
とりあえず買い物して本屋。
本にまみれて幸せ~~~vv
ちょっとお高い買えない本を立ち読みしてました(苦笑)
地元だと売ってない本がいっぱいあって、お財布と相談です。

同人誌も置いてある店なんですが、バサラはなかったですよ。
チェ。

そ言えば今日は関東方面ではイベントですね~vv
皆様お買い物は楽しく済ませられたのでしょうか。
午前中は雨だと天気予報で聞いて、大変そうだと思いつつ、私はお友達頼み甚だしいので、次の11日も行きません・・・いや、行けません(T△T)
早く来いー八月ー!!


以下、今日の朝食の席での一場面。
つか、それをネタにまたしても現代パロ・・・orz
食パンはいつの間にか期限が切れていて困るー。 拍手する拍手する

休日の朝、習慣のように七時に目が覚めて(それでも休日だからという自覚のせいでいつもよりゆっくりの起床だが)ふらふらと水を飲みにキッチンに入って。
一人だと、どうしても面倒くさい朝食をどうするかなとぐるりと見回した視界に入ってきたのは、口を開けないまま賞味期限の過ぎた食パンが一斤。
このところ朝食を武田家で幸村と一緒に食べることが多かった結果だ。
しまった、とは思うが、過ぎてしまったものはどうしようもない。
カビが生えたわけでもないし、今から食べれば特に問題はないだろう。
が。

「食パン一斤、どうやって食うかな・・・」

特に食が進むほうではなく、朝はコーヒーか牛乳、気力があってやっと一枚食べるかどうか。
なら買わなければいいのだが、朝食は食べないとダメだろうというぐらいの気持ちがあるから、とりあえず一袋買ってしまうのだ。
冷凍しておいて食べるときに焼けばいいとは昔に聞いたが、どうしてもそれはいただけない。
冷凍食品ならともかく、一度冷凍庫に入れたものを食べるのがどうしても苦手なのだ。

とりあえず冷蔵庫を見る。
卵と牛乳、ハムはある。
スライスチーズもあるし、これでできるもので簡単で。

「・・・うーん、クロックムッシュ・・・より、フレンチトーストのが簡単かな」
でも二枚が限界だな・・・朝昼晩で消費すれば終わるか・・・。

とことん自分の食には興味がないから、同じ物が何回続こうかまったく気にならない。
むしろここで無駄にして食パンを捨てることになるほうがいやだ。

(卵と牛乳と・・・割合は適当でいいか・・・砂糖抜きで作ろ)
慣れた手つきで準備を始めて、大きく溜息を吐いて。
今日の一日の食事は決まったからよしとするかと袋の口を開けた。




「───で、それが佐助の昼食なのでござるか?」
「そう。で、旦那は何しに来たの」
「今日は昼からの稽古がなくなったので遊びに誘いに来たのでござる」
「・・・お願いだから先に電話して・・・」
携帯持ってるくせに!と叫ぶも、それは軽くスルーされたようだ。
幸村の家は隣、電話を掛けるより来たほうが早いといつでも彼は言う。

朝に食べた二枚のフレンチトーストは佐助の小さい(らしい)胃には少々重く、昼になっても消化が終わってなかったので、自然昼食時間はずれた。
二時になってやっと小腹が空いたかな、という状態になり、またも同じ物を作って食べ始めれば玄関チャイムが高らかに幸村の来訪を告げ鳴り響いたのだ。

「某にはお八つにしか見えぬ」
「旦那にはそうでも、俺様からすれば食事だよ。待ってて、すぐ食べるから」
「急がぬ・・・が」

じっとそそがれる視線は皿の上から離れない。
皿の上にはフレンチトースト。
こんがり濃い目の狐色に焼かれて、溶けたチーズと少しだけあぶったハムが乗っていて、なかなか食欲をそそる出来ではある。

「・・・旦那はもう昼食ったでしょ?」
「うむ。今日は天丼であった。こう丼の上に具が乗っておるのだが、いつもの事ながらすばらしいバランスで乗っていて、米が見えぬような大盛り具合が・・・」
「ごめん、聞いてるだけで胸焼けするから」

昼から天丼か・・・元気な人間はやっぱり違うなと、自分の目の前の皿にさえうんざり気味の佐助は思う。
一口入れてはコーヒーで流し込む、というのを二回ほど繰り返して、もうこれ以上は夜にしようと席を立てば、幸村が不審な顔をした。

「佐助?」
「もう入んないから、晩に食べるよ。ラップしたら着替えてくるから、もう少し待っててくれる?」
「佐助は小食だな。・・・残すなら某が食べてもいいでござるか?」

言って手がそっと皿に伸びるのを、行儀が悪いとぴしゃりと張れば、涙目になってこちらを見る。
他所では絶対にしない悪い作法も、ここには佐助しかいないという油断からか表面に現れがちだ。
食べ残しに手を出すなんてまったく、と溜息に腕組みをし目だけで訴えればショボンと肩が落ちる。

「行儀悪いってわかってる?」
「わかっているでござる・・・」
「ならどうしてするんだよ」
「・・・あまりにうまそうだし、ちょっと小腹も減っているし、佐助があまりにもいやそうに食べているから、もしやすると苦手なのかもしれないと思って、それなら食べてもよいであろうと・・・」
「・・・あまりに厭そうって・・・」

つらっと述べる正直な言葉の中身はちょっとばかり心外だ。
確かに自分は物を食べている姿はあまり褒められたものではないが、そんなに厭そうだったのだろうか。
それでもいつもなら食べたいと言われれば、いくらでも分けてやるのだが、今回のこれは賞味期限の過ぎた代物である。
佐助が口をつけてしまっている事実は今更過ぎて怒るネタにはならないが、さすがに期限切れはダメだろうと皿は目の前から取り上げる。

「・・・ダメでござるか?」
「このパンは期限切れだからね。腹を壊されても困るし」
「佐助が壊さぬものを、どうして某が壊すのだ? 胃の丈夫さはきっと某の方が上だぞ?」
「や・・・まあ・・・そう、かな?」

確かに幸村の方が丈夫さは上だろう。いやもうそれは確実に。
しかし期限を切れて四日、佐助の微妙な世話心───それは世間では母心と言われる───が、万一を考えさせて躊躇させる。

「カビが生えたパンでも某は大丈夫でござったが・・・」
「いつ食べた、そんなもん!」

躊躇する自分が慎重過ぎるのだと言われているようだ。
じっと上目で見つめられて呆れで溜息が出た。

(もう、いっか、このぐらい。丈夫だから死ぬこたないだろうし)
諦めるのに多少疲れを感じさせられたが、もう仕方ない。

「・・・食べ残しだけど」
「ほとんど食べておらぬではないか。こういうのは食べ残しとは言わないでござろう」
「食べ残しは食べ残し。まったく、食い意地張りすぎてるよ」
「佐助の作ったものはうまいから仕方ないでござるよ」

このつらつら出てくる言葉は幸村の真実で、喜ばせようとかそういう計算のないまったくの自然体である。
まったくこの人性質悪い、といい加減慣れてもいいはずの賛辞にこっそり頬を染めながら心中で毒づいても意味などないけど。

「佐助、これはまったく甘くないのだな!」
「何、甘いと思ってた? やめとく?」
「いや、甘くないがすごくうまいぞ! ハムの塩気と溶けたチーズがまさに絶品!」

パクパクと佐助の使っていたカトラリーを使い食べ進み、やはり佐助の飲んでいたコーヒーを飲み。
砂糖もミルクも入っていないそれに眉を顰めるのを見て、最初に出したカフェオレは飲み終わっているのに気付く。

「なんか飲む?」
「あ、いや、これに砂糖を入れれば飲める」
「それは俺の。もう一回カフェオレ入れたげるよ」

本当に旺盛としか言いようのない食欲には呆れもするが好ましい。
その食べている姿も幸せそうで、見ているだけで満たされてしまうのは問題かもしれないが瑣末なことだ。
くすくす込み上げてくるものに緩む口元を御せずに、それでも幸村のカップになみなみとカフェオレを作り運べば、すでに半分を食べ終わっている。
急いで食べているようにも見えないのに大したものだ。

その目の前でコーヒーを片手に眺められるのは、休日の過ごし方としては上々だ。
この後は遊びに行くと言っていたが、どこに行くか決まっているのだろうか。
時間によってはまた夕食は家では食べられないなと考えて、冷蔵庫に入れてある卵液に浸したままの食パンを思い出す。
明日まで持ちはするだろうが、果たして食べる気になるか微妙だ。
既に今でも食べたい気は起こらない。

「うーん・・・」
「何だ?」
「旦那さぁ、もう二枚、食べられる?」
「これをか?食べろと言うなら食べられるが、出来れば甘いほうがいいでござる」

お八つ感覚は抜けていないようである。
わあもうこれだから甘党は、と苦く笑って了解しました、と言えばにっこりと笑顔。
まったくもう、甘い自分が悪いのか、甘え上手な幸村が悪いのか。
幸せなばかりでどうにもならない。

そして出来上がりはたいそう豪華になった。
食パン二枚を縦に切り、皿に盛りつけたその横にはバニラアイスをこんもりと乗せた。
それ以外にはメープルシロップと苺ジャム、ママレード、チョコソースもテーブルに並べ、食べる幸村の好みで足せるようにしてある。
フレンチトーストは既に卵液が滲み込んだ状態では砂糖は入れられず、それならばと後からのトッピングで糖分を追加することにしたのだが、予想外に派手に仕上がってしまった。
食べる幸村からしても予想外だっただろう。
目がキラキラと輝いて見えるようだ。

「た、食べてもいいでござるか!」
「うん、食べてくれていいよ。なんか量増えたけど、大丈夫?」
「なんの、これしき! 某には別腹がある!」
「・・・本当に胃袋二つありそうだよね・・・」

嬉々としてシロップをかけ一口。
ゆるゆる表情が緩むのが満足の度合いを知らせてくれる。

「うまい・・・っ」
「ありがと」
ホントこの人飽きないよねぇ、とこちらはコーヒーで口元を隠す。
にやけているところを見られるのはやはりばつが悪いのだ。

「そういや、この後どこ行くか決まってる?」
「ん? いや、佐助と何か食べに行こうと思っていただけでござるから・・・思わぬところで目的を果たしてしまった」
「おいおい・・・」

まったく食い気ばかりかと呆れるが、これでも彼なりに食の細い自分を心配しているのだろう。
遊びに行くとなれば食事がメインで、佐助でも食べられるような物を探しながら街を歩く、というのが一番多いコースだ。

「では、晩飯を食べに行こう」
「却下。もう食べるのは無理。映画とかゲーセンでいいじゃない」
「それならばレンタルでDVDを見るほうがマシでござる。うむ! DVDを借りて夕飯の買い物をしてお菓子を食べながら見るのはどうでござるか?」
「俺はいいけどさ・・・」

あんまり遊んでない気はするけど幸村がいいのならば自分は構わない。
たださすがに菓子ばかり食べさせるわけには行かないので、買い物には気合を入れて掛からないとまずいが。

頭の中で買い物リストを作る。
晩のおかず、お八つ、明日の朝の・・・食パン。
せっかく無くなったのに、やっぱり買わなきゃいけないのかと何か呪いめいているよな、という考えは頭を振って追い出す。

(いっそご飯党になろうかなー・・・でも朝から米は重いしな)
いつか食パンを冷凍庫に放り込む日が来るんじゃないかと考えて、でも目の前の幸村を見て考え直す。
彼がいればまた食パンをこうやって食べてもらえばいいのだ。

───食パンデザートのレパートリーを増やそう。
そして賞味期限には気をつける。

これを決めることが出来ただけでも有意義な休日だったと佐助は心中満足に満たされて微笑んだ。





朝からフレンチトースト作りました。
期限切れたから。
佐助と違って砂糖たっぷりにメープルソース~♪
アイスも乗せたかったけど、主人から大却下くらいました。
このフレンチトーストって、ホント食パン二枚食べたら(砂糖加減もあるでしょうけど)昼ご飯入りませんでしたよ。



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